お店でCDなどを流す(演奏する)場合、著作権法における「演奏権」をクリアする必要がある。

著作者やレコード会社といった著作権管理者から許可を得て、はじめて店内BGMとして使用が可能となる。

 

著作権管理者によって、利用料金やシステムが異なる。

 

JASRAC登録曲の場合

スナックなど飲食店でのカラオケ、楽器演奏 JASRAC

↑こちらを参考

契約には次の2パターンある。

  1. 包括許諾
  2. 曲別許諾

包括許諾は年間、期間、1日といった期間を定めて、期間内であればJASRAC管理曲を何度でも使用してもいい、という契約。

曲別許諾は1曲1回ごとの契約。演奏会とかで使う用・・・かな?

 

バーで流す場合は1.包括許諾で契約を結ぶことになると思う。

年間使用料は別表4による。

標準単位料金は提供する飲物代金+料理代金+サービス料金によって決まるようだ。詳しくは「使用料規程取扱細則」とやらを参照。

20席まで、30席まで・・・というように客席の数や面積が増えるほど料金が増すシステム。

 

仮に月間20営業日、8時間営業とすると、月間のBGM使用時間は160時間。

「料金表の月間 60 時間を超える演奏」に該当するから、客席数20までの場合、年間利用で月額15,000円~28,000円ってとこか。

 

結構痛いけど出せなくはない、って感じ。

 

ちなみにJASRAC登録曲は↓コチラで検索できる模様。

作品データベース検索サービス

 

ゲーム楽曲の場合

ゲーム楽曲の場合、著作者に連絡が取れなかったり、そもそも著作権管理者が誰なのかよく分からないケースがあり、そこが障壁になっていると思います。

また、ゲーム会社の統廃合によって更にややこしくなっているのではないでしょうか。

また、CD中の一部の曲だけ管理者が異なっているケースもあり、ある著作権管理者から許可を得たとしても、サントラ1枚を丸ごと演奏できない場合も考えられます。

(例:「DANCING DAD」のTrack03、09はスクウェア・エニックス管理、それ以外はJASRACが管理)

 

 

以下、有名どころの作曲家さんごとに調べてみたいと思います。

 

光田康典さんの場合

クロノ・トリガー、ゼノギアス等の作曲者である光田康典さんの楽曲使用について、公式サイトに記述がありました。分かりやすくて良いです。

Our Millennial Fair|光田楽曲の使用について

・スクウェア在籍時→スクエニが管理

(クロノ・トリガー、ゼノギアス等)

・スクウェア退職後(クロノ・クロス等)

 演奏したい場合:JASRAC管理。非営利ならJASRACへの申請は不要で、プロキオン・スタジオへ連絡

インターネット上で使用したい場合:株式会社セプティマ・レイが管理しているのでそちらへ連絡

自身の結婚式で流したい場合: ご自由にご使用ください。(使用が決まりましたら掲示板からご一報いただけますと光田が喜びます)

  

最後の結婚式での使用について、光田さんの人となりが伺えて嬉しいですね。

そしてリンク先下部にCDタイトルと著作権管理者が一覧になっており分かりやすいです。

 

 

他の作曲者について

何人か調べてみましたが、公式サイトに情報がありませんでした。

これはCDを一枚一枚確認するしかないのかもしれません。

光田さんのように、どのCDのどの曲を誰が管理しているのか、一覧になっているとすごく分かりやすいですし、ゲーム音楽業界がより活発になると思うのですが・・・・・・ 

 

 

なお、ラジオやテレビの場合は放送局が権利者へ利用料を支払っているため、視聴者は許可を取らなくてもOK。

録音・録画したものを使用する場合は許可もらわないとダメかな。